2017年9月30日土曜日

居心地

アセアンパラ@マレーシアが終了して早くも一週間が経過しました。
今振り返ると、相当なテンションだった気がします。
この一週間は、本当に何もする気力もなく抜け殻のようでした。
とはいうものの、時間の経過は早く一日もあっという間に過ぎ去って行きました。

シーズン終了としますので、選手には1ヶ月程度、休んでもらおうと考えています。

様々な理由が重なり合ってこの地(ラオス)へ来ています。
当然、全てがうまく行くはずもなくそれなりに苦労もしていますが、それ以上に心地よさが優っています。

なんでも揃い綺麗な街や衛生的な食品。
その恩恵を受けた僕のような人間が言うのもおこがましいですが、なんか違和感というか水が合わないというか…そんな感じです。

外から見たら、日本とラオスでは多数大勢は日本がいいに決まってると言うでしょう。
まあ、人それぞれの価値観ですからそれはそれでまったく問題はありません。

生意気な言い方ですが、本当に実感するのは経済発展を目指し頑張ってきて実現し、果たしてこんな世の中にしたかったのかな?と思えてなりません。

昨日も少し地元の人と話したのですが、、、
我々はもっとお金が欲しい!と。
確かにそれは理解できます。

でも僕は、あなた達を見ているとっても幸せそうに見える。
言葉は悪いが、我々はお金はあるが(僅かですが…)あなた達のような幸せ感が非常に少ない。(無い)
満員電車などに乗って、仕事に追われ本当にSabai・Sabai(ラオス語で心地よいの意味)な日が無いと。

とても羨ましいと。。。

地元の人もラオス人だって裏表のある人が大勢いるんだよ、と。
でも、そんなのはどこに行っても多少はいるよ、でもそれを差し引いてもここのSabai・Sabai感の生活が大好きだと。

拙いラオス語でいかにここの生活が気に入っているかを熱弁したら、相手もすごく納得してくれました。
まだまだ長くこの地にいたいから、来年以降の住むところや奥さん候補も探しておいてくれ!とついでにお願いしておきました、笑。

本当に久々にお邪魔できました。
まさにSabai・Sabaiです。
最後になりますが、今後もこの地でコーチとして継続できることになりましたことをお伝えいたします。
本日もご覧いただきありがとうございます。

多謝、羽根。

2017年9月25日月曜日

私的感想

24日の22時ころ、無事に自宅へと着きました。
アセアンパラゲーム@マレーシアへコーチとして参加。
競技の詳しい内容、結果などについては他で触れているのでここでは東南アジア情勢を私なりの観点で伝えてみたい。(陸上競技限定)

専門知識もなく専門家でもないので、あくまでも単なる戯言となってしまうが、その辺はご容赦願いたい。
また、文献なども勉強していないので矛盾なども合わせてご勘弁願いたい。

前回のシンガポール大会(2年前)の大会も見たが今回も改めて東南アジアの可能性を見せつけられた。
前大会は、ざっくりとした感想で各種目のトップは世界クラスであると書いたと記憶している。
今回はもう少し冷静に観察できたかなーと。。。

具体的には、「インドネシア」「マレーシア」。
インドネシアは骨格がモンゴロイドというよりアングロサクソンに近い。
(マレーシアやフィリピンにもその傾向は多少見受けれれるが)
少し選手とも話したがコーチはいるといっていたが、アップではアドバイスの様子・姿もなく選手もアップの動きからは程遠いフォームでレースを走っている選手の姿が印象的だった。

マレーシアは大柄な選手で投擲が強い印象を受けた。
走る・跳ぶでも強い選手はいたが、何となく速い・跳ぶって感じで何となくだが鍛えればあそこまでは届くかなーと思える感じ。

「タイ」は何となくだが大所帯すぎて収集がつかず、強化はしているのだろうが上手くいっていないように見受けられた。
今回、数種目では男子はタイは完全に射程距離内に入った。

義足などのテクノロジー部門はまだまだ世界クラスにはまだ及ばないが、上肢や視覚などの選手の身体能力の高さには目を見張るものがある。
車椅子についてはタイはご存知の通り世界クラスではあるが、徐々に他国も追従してきつつある。

運営面については、出発前は何故、IPCに登録しない(できない)のだろうかが大きな疑問の一つであったがそれも正解ではないかもしれないが、自分なりに納得できた。
日本の国民体育大会(国体)の後に行われる、全国障害者スポーツ大会(全スポ)の運営と酷似している。
良い悪いは別問題として、この大会はきっとこの運営でいいのだろうなーと思った。

ただ、この上(IPC公認大会など)を目指し大会へ参加するとなればこの大会を基準とすれば大変な目にあうことは容易に想像がつくので、そこはラオス側へは十分に注意喚起していきたい。

我々、ラオスも十分に進化した。
が、他国も進化した。
出発地点が違うので、同じ伸び率では差は縮まらない。
射程距離に入った種目もある。
同じ伸び率ではない証拠だ。

今回のアセアンパラはIPC未公認で選手もIPCクラスを持っていないが、大会自体は電気計測であった。
男子T12クラスのラオス選手は100m・200mでリオパラリンピック参加標準記録の”B標準記録”を突破してきたことを最後に伝えたい。


閉会式にて
炬火をつまんでるつもり…笑
本日もご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。

2017年9月15日金曜日

初マレーシア

アセアンパラゲームでマレーシアのクアランプールに来ています。
日本との時差がー1時間というのには驚きました。(ラオスはー2時間)

空港から1時間以上バスで走ったでしょうか?
13日の夜も遅くにホテルに到着したのですが、夕食も用意されていて少し感激したのもつかの間…部屋がラオス障害者スポーツ局副局長と同部屋というサプライズまで、笑。

17日が開会式
18日から競技開始で24日に帰国予定です。

そして、本日(16日)にFLAG RAISINGというイベントがありました。
参加国11カ国の国旗を国歌と供に掲揚します。
頂いたラオスシャツという指定でした。

ラオスのみジャージではありませんでした。
意識の高さが伺えます。
珍しいと思います。
ラオスの国歌と国旗掲揚の動画です。↓ ↓
ラオスの国旗掲揚(音声あり)
その間にどれだけマレーシアの一般の姿や顔が観れるかが楽しみですが、遊びで来ているのではないので難しいかもしれません。
15日に少し散策をしたのですが、ビール大瓶が約450円前後(17、20リンギット)
お高いです。

お店にて広告のようなもの
洗濯・乾燥は1kgで約130円くらい(5リンギット)。
Simカードが10日間で約650円くらい(20+5リンギット)。
このくらいしか購入していないのですが、だいたい物価のメドは立ちます)。

昔ながらの屋台から遠くに見える高層ビル

ツインタワーでしたっけ?
どんな状況でも選手の力を最大限に引き出せるように努めます。
サブトラックで最終調整を…
メダルは最低で3つ(うち金が1つ)
本日もご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。

2017年9月9日土曜日

結団式

行ってきました、結団式に。
全種目の人が集まると当然ですが、大人数です。
センドゥアン教育スポーツ省大臣やTVメディアも来ていて、少しづつ障害者スポーツも認識されつつあるのかなーと思っていました。


大会自体は17日~23日の予定で開催されます。
選手団は13日にマレーシア入りしましす。
少し早いな~と思ったら、毎日運行していなく、尚且つ、直行便もないので出発の日にちが決まったようです(バンコク経由)

前回のアセアンパラ@シンガポールへは応援の一員として見に行きました。
今回は、選手団としてIDカードもあるので、大会運営など裏の部分も見れると思うので勉強して来ます。(例、なぜIPC公認にしないのか?ならないのか、等…)

タイムテーブルも現段階で発表されています。
当然、前日のクラス分けで変更になる可能性も多々あるのでその辺は注意して見ないといけません。

昨日、健常者の方と話したのですが、メダルは銅メダルの1つ。(女性1500m)
障害者組は、恐らく上回ることが出来るでしょう。
前回は取れてしまったメダル。
今回は取りに行って取るメダルになります。
意味合いが違います。

この部分を選手が勘違いせずよくやってくれました。

選手の頑張りがラオス全土の障害者への希望になる。
なかなか難しく、言いたいことも山のようにありますが、それはいつかの機会に、笑。

全競技関係者(羽根を探せ、笑)
陸上競技
開会式用ラオスシャツ
LPCピンバッチ

本日もご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。

2017年9月2日土曜日

悩み。。。

新しい生活環境を謳歌している今日この頃です。
ちょっと遠くなりましたが、車の燃費が劇的に良くなってのにはびっくりです。

強化合宿も終盤を迎えています。
合宿というくらいなので、選手は競技場敷地内に宿泊しています。

難しいですね。
この至近距離での宿泊って。。。
起きればすぐに練習できる環境で、終わればすぐに休むことができます。
選手は移動の悩みからは解放されます。
ただ、そうするとギリギリまで寝ているや、練習終了が曖昧でいつまでも話し込んだりしています。

強化合宿が始まる前は、イニシアチブは僕にありましたので時間の有効利用や練習時のメリハリは常に気をつけていました。
また、練習で使う道具に関しても選手に準備させていました。
道具の運搬やセッティングなど、人が行なっていても手伝うという光景がほぼ見れれなかったので、必ず手が空いていれば手伝うことを実践させていました。


今、練習のイニシアチブはカウンターパートナーです。
以前のデマケも全く機能していなく、やるせない気持ちなど入り乱れています。

最大の難点は練習内容の相違。
相手には今までの記録の向上を見せても納得してくれなく、どこからか仕入れてきた情報を多用しています。
今日も、イニシアチブが変わって以降の記録の移行を見せても現況を直視せず納得してくれません。
だいぶ強い口調で危機感を持って言いいたいことは伝えたつもりですが、どうでしょう?
それでも、選手は今までの貯金で悪いながらにも、下降線が緩やかな人もいます。

練習内容を必ずこなすなど、手段の目的化になっています。
選手へは伝えて理解してくれているのがせめてもの救いです。

今が底だと思い、ここから回復の傾向へ移ることを願って。。。
まだ、2週間ありますのでできる限りのサポートはしていきます。

重要なのは、この大会終了後の反省会です。
僕のイメージだと、メダルが増えたからそれでOK!!になるような気がしてなりません。
(メダル数では前回を上回れると確信しています)

この辺が海外での活動で難しい部分の一つでもあるんでしょうね。

決して僕の持論の全ては正解でもないし、押し付けることもしません。
ただ、少しでも今より良くなって欲しいという気持ちはブレていません。

写真は選手団への支給品

本日もご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。