予定

次回出場予定 2017年は終了です。痛めた足の療養中  ラオスにて障害者陸上を指導中

2017年6月24日土曜日

戦略

夏休み中のラオスです。
6月~8月一杯の予定ですが、始まりが諸事情で様々なケースがあります。
僕は、当然ですが通常通りのユルリとした相変わらずの生活です。

夏休みですので時間に余裕が生まれてきました。
当然、僕ではなくて選手ですが…
開始の30分と終了の30分がプラスされ3時間の練習時間が確保できます。
今までは時間の都合上、補強を行う時間がなくなってしまうケースもしばしばでした。
これで、ほとんどの練習で補強まで行うことができます。

前回に書いていますが、諸事情によりきつい練習を行うと壊れてしまうので上手く調整しながらですので、これ以上の練習時間は必要ないと思っています。

なるべく負荷を最小限にして効果を最大限に得る。

これって、今の僕にも全く当てはまることですね。
50歳を過ぎてやはり衰えのスピード、回復の遅さには目を見張るものがあります(笑)。

自身の身体と選手の身体とでは全く違うのはお分かりかと思いますが、ここが非常に難しい。
常日頃、選手へは自分で考えて足りないものや不要なものをよく考えて実行するように!とは伝えていますが、選手なりに頑張っています。
不足部分をアドバイスしたりしています。

この辺の調整をもうワンランクアップすべく、選手主導で考え実行させるべく新たな戦略も立てていますので乞うご期待。(自分でハードル上げてどうすんだ?!…)

そんな中、昨日の金曜日は恒例のタイムトライアル(TT)でした。
Facebookには3人の選手が自己記録更新と書いたのですが、短距離は視覚障害者は全員(4人)更新でした。
上肢障害者も0、01秒足りずセカンドベスト。

何が良かったかはわかりませんが、一気につめてきました。
選手に「すごいな〜、やったなー」と伝えると、教え方が上手いからだよ!とお世辞も言えるようになりました。
(過去に教えたのですがね…)
GON、11、87→11、63
KEN、12、21→11、94
KENは特に12秒の壁を突破したので非常に喜んでいました。
(選手には手動で電気計測だど0、24秒程度遅くなることは通知済)

ここからがもっと難しくなってくると想像できますが、持っているものを精一杯、フル活用していきますね。

今までは、TTだと時間がなくなり出来なかった補強も
1時間、増えたので出来るようになりました。

日本では日本選手権で盛り上がっていますが、ラオス障害者陸上部も盛り上がっています。

個人的には、先日痛めた内転筋ですがほぼ回復したような感じです。
本日、再確認で跳んでこようと考えていますが、グランドはサッカーの試合があるようで早い時間帯にせざる得ないのですが、日差しが強すぎる…。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。

2017年6月17日土曜日

パワーリフティング

相変わらず、雨期で蒸し暑さの強いラオス・ヴィエンチャン地方です。
本日は、専門外の競技について少し触れたいと思います。

パラスポーツにパワーリフティングもあります。
基本的には、他人より重たい重量を上げた選手の勝ちになります。
パラスポーツでは、ご存知のように障害別でクラスが分かれます。
通常ですと、下肢障害でも様々なクラスに分かれます。
(細かい説明はここでは省きます。)

ですが、この種目では体重別になりますが、下肢障害という一括りです。
片脚がない人等と脊髄損傷の人が体重別ですが同じクラスです。

何が重要かというと、脊髄損傷の人は腹筋が効きません。(例外者も当然います)
片脚がない人等は、腹筋、背筋と効きます。

この差は大きい。
お分かりですよね。この差!!

パラでもアジアは強い書目の一つです。
特にヴィエトナムは秀でているとのことです。
ラオスも前回のリオ・パラでは唯一の出場者でADDPで働いている「ピア」選手が6位に入賞しています。
アセアン地区でも十分通用する種目なんです。

ここで、下肢障害者なら誰でもOKが非常に大きいのです。
東南アジア地区は「ポリオ」の患者が非常に多くいます。
日本はいませんし、世界的に見ても少ないです。
ポリオの選手も同じクラスなので有利なんです。
(ここでは、ポリオ自体の問題は不問とします)

そこで、日本から講師の城さんをお呼びして、今回初となるワークショップを開催しました。
ここでも、重いものをあげる力以上に重要で必要な戦略や、技術などの知識を教えていただきました。
(僕はオブザーバー的に参加)

記録も残し、審判の判定も必要になってくる非常に戦略性の高い競技です。
戦略や技術を教わり、ただ漠然と重たいものをあげるに集中していた選手たちには非常に有意義になったのではないでしょうか?

それと、城さんが行なっている実際の練習方法も公開して頂き、この面でも非常にわかりやすく選手はもちろん、コーチ、監督候補の方々にも有意義だったと思います。

城さんも、力はあるが戦略・技術面で知らないことが多くありその面でだいぶ失敗しているのが想像できるとも仰っていたのが印象的でした。

僕もこの競技に触れることができてとても勉強になりました。
やはり、実力と知識の両方を兼ね備え行かなければとも改めて思いました。

情報面でも差別が少なくなるように少しでもお役にててることができれば嬉しいです。

今回、講師をしていただいた「城」さん。
57歳にして現役で東京パラを目指しています。
お顔からは想像できない(笑)穏やかな人です。


本日もご覧いただきありがとうございます。

多謝、羽根。

2017年6月10日土曜日

記録の移行(掘り下げ)

蒸し暑さとスコールに見舞われている、雨期のラオス・ヴィエンチャン地方。
昨年と比べて雨量が多い気がしますが、どうなんでしょう?
先週も触れましたが、今回は少し掘り下げてみたいと思います。

週末にタイムトライアル(以降、TTと表記)を再開できて嬉しい限りです。
記録も順調に推移していることは先週、お伝えしました。

今回のTTは100m・800mでしたが、欠席者がいて残念でしたが双方とも合格点で終えることができました。

100mに関しては、あくまでも手動計測ですがアベレージで11秒台です。(T12選手・Kone)
今回はスターティングブロックがなく、向かい風も1.5m程度での11秒後半です。

もう一人のT13クラスの選手(Ken)も順調に伸びてきて、もう一息で11秒台です。

T46クラスの選手(Jeck)もここ最近、見違えるほどの動きで13秒2台です。
当初から比べれば天と地ほどの差です。
記録は取っていませんが、15秒台ではないかと想像できるレベルの走りでした。

800mに関しては、あくまでも練習ですがPB更新です。
本人は自信があったのでしょう。記録を見てがっかりしていました。
この選手(Xay)は非常にお調子者で、その性格がいい方向に出ればいいのですが、ここ最近よくない方向に出始めて危惧していました。

中距離なので、カウンターパートナーが担当ですが、仕事の兼ね合いで来られない日も多く自分で練習内容を組んで行くことで合意しているようです。
(カウンターパートナーと種目のデマケについては確認済み)
コーチが来ないと、様々な言い訳をつけて練習しています。
TTの前日に少し強めに注意して少しは分かったようでしたが、今回のTTの結果ではっきりと理解したようでした。

終了後に、練習をどう行なうのも自由だが、結果がどうなるかも自由だから…とも付け加えました。
僕に似ている性格なので、この意識がいつまで続くのか楽しみです。


短距離は、ここから先が非常に厳しい局面です。
以前、TTを中断した経緯の一つでもある「怪我」。
本当に身体の柔軟性がなく、すぐに怪我に結びつきます。

以前から柔軟性の重要性は伝えていたのですが、本人たちは、さほど重要視しておらずに怪我に結びついてきました。
怪我や柔軟性不足からの不調が長引き、自身も不安になってきたのでしょう。
少しづつ、柔軟性を出そうと努力し始めてきましたが、急激に柔らかくもなるはずもなく…。

ですが、ここへ来て協力者が現れて、徐々に良い方向へ進んでいます。

長いTTの中断から開けての1回目で11秒台が出たこと、今回の向かい風の11秒台で今までの過程が間違っていないことを改めて実感したようです。

また、故障中の選手へのアドバイスも上手く行って選手もそれなりに納得しているようです。
なかなか、自身のことではないので難しい判断ですが多少は多いと思っている経験をフル活動させています。

とは言え、少しきつい練習を行うとリバンドが必ず来るので、そこを気をつけなければなりません。
僕が練習終了後に飲んでいる「豆乳」。
選手も飲み始めて来ました。
ただ、金銭的な面で毎日は飲めないと言っていますが、その実行力が大事なんです。

少しづつ、言っていることが実感として理解できてきているようです。
誰のためではない、全ては自分自身のためです。

だんだんと成長している選手たちへの応援を、今後ともよろしくお願いいたします。

久々の全員集合
他種目へ行った人、来れなくなった人もいましたが、このメンバーです。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。

2017年6月3日土曜日

記録の移行

先週お伝えした選手の進捗を少しお伝えいたします。
こちらに来た当時から比べると、当然ですが素晴らしい進歩が見られます。
詳細は省きますが、ざっくりと100mで1秒以上の進歩です。
200mですと、距離に比例し2秒以上短縮してきた選手もいます。

一般の方からすると、「1秒」?と思うかもしれません。
わかりやすく説明すると、100mを10秒ちょうどで走れば、1秒は10mという計算です。
現在ではゴールした時は、開始当初はまだゴール手前5~8m付近をを走っていたということです。
なんとなく、選手の頑張りの一面がイメージできたでしょうか?
陸上経験者の方なら、100mで1秒というのは結構大変だということはお分かりだと思います。
この記録(以降、タイムトライアル(TTとします))ですが、昨年の11月を最後に記録は取っていませんでした。

理由は、選手の怪我が相次いだためです。
怪我も、肉離れや捻挫など細かいものなど含めて様々でした。

ちょっと自分自身が不安というかナーバスになりました。
練習内容的には絶対に週明けには回復している内容です。

その裏には、我々の当然が当然ではないのにも気がつきました。
例えば、栄養面や入浴後のストレッチ。
栄養面では諸事情で不自由さは否めません。
入浴後も身体は温まりません。(基本的に水で身体を洗う)
なので、ストレッチの効果も期待できません。
その他、諸々。。。
リカバリーに当てられる部分で圧倒的な不自由さ。

色々と試行錯誤して、ようやくTTが出来るまでになりました。
この、長い期間を経て一発目で50、70mではPBを出して来ました。


不自由さを嘆いても仕方ありません。
与えられた状況でそれぞれを進化させて、自身の手で継続していけるシステム作りを目指しています。
当然、個々の力ではどうにもならない部分が多々あります。
その辺もうまく関係省庁なども巻き込んで、継続・発展させるべく進んでいきます。

写真だと分かりにくいですが、スピーカーを購入して、
スタートダッシュを専用アプリ経由で練習を行うようにしました。

9月17~23日の予定で、マレーシアのクアランプールで第9回・アセアンパラゲームに向けて選手は頑張っています。
ラオス選手の活躍にご期待ください。

本日もご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。