2017年3月26日日曜日

ボー・サバーイ

体調を崩していました。
原因はよくわかりませんが、腹痛です。
お腹はくだっていなく、痛かったのです。
始めのうちは、腸かな?と思っていたのですが、どうやら胃のようです。
なんだか、痛む箇所もあっちこっちと変わっている気がしてどこが痛いのかが分かりませんでした。

おそらく、22日に発症して今日で5日。
幸い、食欲はないが何とか一人前は食べることはできていました。
定期練習も行くことはできていました。

こちらへ来て初めての体調不良ですね。
寝込むほどではないにしろ、土曜日は一日横になっていました。
そうしたら、今度は腰が痛くなり踏んだり蹴ったりの最近です。

胃痛は過去にも経験があるのですが、痛み方や痛む場所が違うので少し不安でした。
ですが、過去に盲腸も取っているし、定期的に検査も行っているから心配要素は限りなく少なくて済みました。
過去には、一時期パラリンピックを目指していたので、親知らずの抜歯や虫歯の治療などできる限りのことは対処済みで改めて、あーあ、よくやっていたなーと思いました。

なので、これで何かあればもう運命だと思い開き直ることもできましたが、痛いのは痛い。
日中、横になると寝てしまい、夜寝られるかなとの心配もよそに寝れてしまうので疲れもあるのかなーと色々と考えたりしていました。

今日あたりはだいぶ復活傾向です。
若干、お腹、腰の痛みはありますが一時期から比べるとだいぶ楽です。
昨日はブログを書く気力すらなかったのですが、今日は書こうと思えるくらいに…。

月曜日恒例の「コソ練」もお休みします。
回復するように祈ってください。

表題のボー・サバーイですが、調子が悪いのラオス語です。

本日もご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。

2017年3月18日土曜日

餅は餅屋


ラオスのADDPにインターン生が来てくださっています。
一人は大学一年生の女性で、6週間の予定を間もなく終えようとしています。
もう一人は大学三年生の男性で、一週間の予定を本日(3/18)に終えます。

男性は大学ではATを専攻して、陸上競技も実際にクラブチームで指導もしているようです。
滞在中は、ADDPの業務などの手伝いや補佐などがメインです。
ちょうど、車椅子バスケットの4県対抗戦(ラオス初の試み)の準備期間中で多忙を極める中、合間をうまく利用してくれて2日間、陸上競技を見てもらうことができました。

ちょうど、ケガ人もいたので診断と対処方法やリハビリや強化方法などについてアドバイスを頂けました。
選手は普段、マサッージ師として働いている人もいますが、受ける身になるのは初のようで、ましてや症状の確認方法なども初体験のようです。

各選手、真剣に聞いたり質問していたのが印象的でした。
なかなか諸事情で難しい問題はありますが、違う世界を見れることはいい経験だと思います。

当然、全ての症状が当てはることはないですが、僕は選手の延長線ですので、この分野に関しては素人ですので、僕自身の知識が深まりました。
ATさんがいると心強いですね。本当に欲しいと思いました。

前記していますが、ラオスでも徐々に国内での予選会を開催して行く方針です。
車椅子バスケットもその一環で、選抜チーム編成に大きな役割を果たしています。

陸上競技も当然行う予定でしたが、実際に蓋を開けてみると競技会へ参加できるレベルまでは程遠いことが見えて来ました。確かに障害者は存在していますが、やはりスポーツとは無縁の生活をしている方々がほとんどです。

そこで、ADDPが普及、啓蒙しているユニバーサル・スポーツ(年齢、性別、障害の有無関係なしでできるスポーツ)が徐々に浸透していき、スポーツの素晴らしさを実感してもらいその延長で代表選手(チーム)の底上げが期待でると考えています。

ラオス障害者陸上チームが参加する大会は2017年9月17~23日の予定でアセアン・パラゲームがマレーシアのクアランプールです。(なかなか試合がないのが悩みの種です)
この大会は2年毎に開催されるアセアン加盟国のアジア大会です。パラゲームの前にはSEA GAMEという名称で開催されています。アセアン地区ではこの大会がオリンピックよりも重要視されている面があります。

徐々にその大会のイベントなども行われ始めています。

SEA GAMEとASEAN PARA GAMESのイベント
痛む箇所についての説明を受ける選手たち

本日もご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。

2017年3月11日土曜日

パーサ・ラオ

徐々に暑さが増してきているラオスです。
予報を見ると、36~38度の表示も見られます。
4月14、15、16日のピーマイ・ラオ(ラオスの新年)あたりはラオスでも一番暑い時期で40度オーバになることも珍しくありません。

表題のパーサ・ラオですが、ラオス語という意味です。
ラオのところにニープン(ラオス語で日本)が入ると、日本語となります。

僕のラオス語は相変わらず文法や言葉の履き違えがあり、いつも選手や地元住民に笑われています。
最近、一生懸命単語を勉強していますが一日に覚える量にも限界があり、使いたい時にスッと言葉が出て来ずに悔しい思いをしています。
ラオス語には接続詞がないので(たぶん…)、単語を覚えていれば会話が成立します。

一時期は文字を読みたいと思い少し勉強したのですが、全く頭に入らず単語の方が重要度は高いと判断し現在に至っています。

勉強といっても本からの情報です。
またこれが厄介で、現在4冊の本から情報を得ているのですが、全ての本で訳が異なっている場合も珍しくありません。
そうなると、様々な方法で情報を入手しそれらしいのを覚えて選手に聞くのが確実です。

それ以外でも、カタカナや英語(ローマ字)表記だとあっているが、イントネーションの僅かな違いで理解してもらえなかったりと、なかなか楽しい経験が出来ています。

Facebookなどで発信もしているので、ラオス語がだいぶ話せると思っている人も多いのではないかと思っています。
が、実際は「出川英語」ではなく「出川ラオス語」ですね。(笑笑笑)

僕と海外遠征へ行った経験のある方は承知でしょうが…
通訳さんまでも、あの語学力で…と一目置かれています。(笑)
まさに、そんな感じです。

じゃあ、なんで本格的に習わないんだ?と厳しいご意見もあるでしょう。
確かに仰る通りで、話せないより話せた方が絶対にいいに決まっています。

ここでも、天性の天邪鬼が本領を発揮します。
基本的には、語学留学で来た訳でも勉強で来た訳でもないんです。
(だからと言って、両方を軽視していることではありません)

本業に関してのメリット、デメリットは?
ご存知の方も大勢いるでしょうが指導する上で、言葉より伝わるものも確実にあります。
言葉で上手く伝わらない部分もあります。言語化できないと伝えられない部分も確実にあります(全盲の方など)。
ここまできて言葉の壁は確かにありましたが、それなりに消化できて来ました。


そこに言葉が繋がればもっと早かったかもしれませんし、違う方向へ行ってしまった可能性も否定できません。
色々と言葉で伝えることで、本題からずれて行くことも多々あることは皆さんご存知だと思います。

言葉が通じない部分が沢山あるからこそ、聞こえなくていい部分が聞こえずに良かったと思います。


何とか、動作を伝えようとして色々と言葉を探し伝えると、笑われたり、ん?って顔も沢山あります。
でも、そんなことに対して全くどうも思いません。
笑われたり、逆に日本語や英語で覚えさせたりするのが面白いです。

僕の言葉の発想はネイティブの人の斜め上を行っているようです。
言葉のボキャブラリーが少ない中で伝えようとするので、必要最小限度で言葉を作ります。
お世話になっているADDPの通訳さんに聞ける場合もあるのですが、言葉を短縮するのが上手く、新たに言葉を作っている…とまで言ってくれました。

こんなことが好きなんでしょうね。

今後、喋れない人とは面白くないので友達(恋人)になれない…とか…こんな出来事があればもっと本格的に言葉の勉強がしたい!と思う時が来るかもしれません。不純な考えですが…

習うより慣れろって言葉がありますがそんな感じです。

見る人が見たら、単なる言い訳じゃないか!と憤慨する人もいるかもしれません。
でも、言いたいですね。

これは僕の人生であって楽しいことは自分で決める権利がある!と…

人がどう思おうといいじゃないですか。
ラオス語にあるのですが、「Khoi pen Khpi Pai 」(コイペンコイパイ)。
「まあ、そんなに焦らずゆっくり行こうや」というような意味。

朝日が綺麗でした。

本日もご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。

2017年3月4日土曜日

ビタミン

ルアンパバーンへの出張で思ったこと。
スポーツ(走る)というものをまだ知らない人は確実にいるんだなーと再認識。(正確にいうと速く走るや上手に走る意味)
確かに、スポーツは生きていく上で必須なことではない。

個人的に思っていることがある。
スポーツとはビタミンのようなものだと…
なくても生きていくには問題はないがあればより一層、健康面や生活面の向上に貢献できる。

ビタミン摂取にも効果や組み合わせなど最低限のルールがあり、それを実践することで一層の効果が期待できる。

僕の立場もまさにそこで、最低限のルールを知ってもらうことで生活に張りが出たりスポーツが有意義なものになってくれれば嬉しい。
また、発展して新たな世界を見るきっかけになればとも…
そして、人生というものがより有意義になってくれれば最高である。

自分が経験して感じた良かったことや良くなかったことも含めて。

僕と途上国では意味合いが違うかもしれないが、スポーツを通して新たな世界が見られる、生活に張りがでるということに関しては共通していると思う。

ここラオスで全ての人にスポーツの良さを伝えることは出来ないかもしれないが、出来る範囲で行い少しでも伝わって行き、少しでも生活や人生に張りが出てくれればこんなに嬉しいことはないと思う。


そう、memeのように…。
(memeとはごく簡単にいうと、人から人へ情報などが伝授されること)

写真はルアンパバーンでの座学と実技のワークショップ。
やはり実技は笑顔が素敵ですね。

ワークショップ開催時の1枚
実技、終了時の1枚


本日もご覧いただきありがとうございます。
多謝、羽根。