2017年1月29日日曜日

カップ 

 日本への帰国で最大の懸念の一つでもある定期検診の結果は良好でした。最大の心配項目であるCPK値(CK値ともいう)も許容範囲内。その他の検査値も問題なし。CPK値は許容範囲とはいうものの上限に近い数値ですが、理由がちゃんとありそこは心配ないとDr.の見解。理由としては、現在定期的にアスリートとしてのトレーニングを行っているために、高くなるのは必然だろうとのこと。それでもなおかつ、許容範囲に入っているのは完全にコントトロール出来ている証拠であるので、心配せずトレーニングを継続してよいとのとことです。
 
 Dr.曰く、膠原病の多発性筋炎の患者でこれだけ走り跳んでいる人はいないらしいですが…。
 何はともあれ、今回までの生活はよかったということですので、今後も油断せず健康に留意し活動を継続して行けるように努めます。

 しかし寒いですね。他を知らないときはこの寒さやは当たり前だと思っていたのですが、他を知ると何だか本当に外が冷蔵庫で冷やされているような感じになりました。特に今いるラオスでは冷蔵庫もない家庭もあり、なんだか変な感じになりました。寒さも当然苦手なのですが、水の冷たさやお湯を使うことでのアカギレ、静電気等などの方が嫌いなのかもしれないと今回の帰国で改めて思うようになりました。

友達(後輩)のイタリアン・レストランでの食事。菜の花とベーコンのペペロンチーノ。食材の良さを最大限に引き出したり、見栄えを良くする技術はさすがだなぁーと再認識(菜の花が最高に美味しかったです…)


 30日の朝便でラオスへ帰ります。(表題のカップはラオ語で帰るの意味)
 本日もご覧いただきありがとうございました。

 多謝、羽根。

2017年1月21日土曜日

帰ります

 今のラオスは一番いい季節だと思います。
 朝は半袖半ズボンだと肌寒さを感じる20度前後。
 最高気温は30度前後で、日陰で風があると多少肌寒くさえ感じる程度。
 日差しは強いが、気持ちよく日なたにいられます。

 新たに選手が加入してくれるかもしれません。
 右腕上肢欠損なので46クラスです。事前情報ですと、ロードレーサーで30歳オーバーで脚の筋肉が発達しているとのことでした。一週間くらい前に練習に来るとのことでしたが、自転車の大会でタイへ行っていたようで先日ようやく練習へ来てくれました。
 
僕と同じような箇所からの離断で欠損です。走る距離はどれが好きかと質問すると短距離とのこと。タイムを尋ねるも、未計測だが1314秒程度ではないか?とのことでした。バスケットも多少の経験があるようで、バネもありそうですので今後に期待ですね。
 
 少しだけドリルを行ってもらい、足の設置場所などについて説明していると、選手が上手く言葉の面でフォローしてくれました。どうも、文法やイントネーションがバラバラで初めて話す人には通じないようです。選手の説明を横で見て聞いていましたが、ちゃんと理解していて、相手に上手く伝わっているのがわかりました。彼は目で見ることが出来るので、手本を示せば理解度も深まると思います。
*イントネーションの具体例は「スー」という言葉は「買う」「名前」「真っ直ぐ」の三種類の意味があり、それぞれイントネーションを変えて使い分けている。

 当時の語学力でよく選手にここまで伝えることが出来たな〜と改めて思いました。(今でもまだまだ未熟ですが…)
 
 そして、改めて思ったことが…欠損の人を見ていると、やはり腕を残して良かったと改めて思いました。今現在も、腕があると邪魔だと思うことも多々あります。でも、動かない腕でもあると出来ることがあるんです。確かに後から理論で、現在、出来ていることが出来なくなることに対してのデメリットは最大限に強調されます。当時、腕を落としてくださいと何回も訴えたことや、当時の先生の顔が思い出されます(主治医ではなく精神科の先生でした)。

 少し脱線しました。
 少しずつですが僕が現地で行っていることが認知されつつあるように思えます。障害者の方々が張り合いを持って生活できることの一助に繋がればうれしです。今後の課題としては、僕がいなくても現地の人で全て上手く回って行くことが出来るようになって欲しいです。いつ病気などで戦線離脱するかも分かりません。あくまでも主役は現地の方々。

 土曜日の夜便で日本へ向かいます。寒いんだろうね…。

 本日もご覧いただきありがとうございました。

 多謝、羽根。

2017年1月12日木曜日

終わりました!

 第二回、ラオス・インクルーシブ陸上が無事に終了しました。
 ラオスオリンピック委員会で教育スポーツ省の大臣との面談も実現し、今後の活動にも一層期待がもてる今回のインクルシーブ陸上教室でした。

ラオスオリンピック委員会の前で教育スポーツ省大臣とオリンピック委員会副会長と記念写真
ASさんとADDPも頂いた盾

 7日〜9日までは、アスリートソサエティ(以後、ASと表記)さんの実技指導。
 10日〜11日までは、障害者陸上についての私の座学でした。
 ASの実技指導は今回で二回目ということで、前回のフォローアップも含めての技術指導、私の座学はブラインド選手へのガイド・コーラー・クラス分けについての知識を深めました。

 ASさんの指導場面で参加した方々は、為末さん、大西さんの一言一句、一挙一動に注目していました。コーチの大西さんがモデルで実技の見本を見せてくれたり、直接修正などをしてくれるので一層の相乗効果があり、改めて今回の指導はとても意義深いものになったと思われます。後半では、選手の動きが目に見えて良くなりました。

3日間の指導終了しての記念写真

 私の座学も数回目になりますが、指導者は特に今後へ繋げる意識が十分に伝わってきました。
5日間のインクルーシブ陸上終了後にADDP中村さんと教育スポーツ局副局長さんと

 ASさんはとは、夕食をご一種させていただき、ラオスの人の暖かさや食事が美味しいなど、ラオスの魅力を理解してもらえたのも嬉しい出来事でした。
ASさん帰国までの時間で夕食会

 今後もASさんと上手く連携でき、障害者・健常者の垣根を超えてのインクルシーブ陸上が双方が共に向上していくことを願っています。

 今回も、ラオスへ来ていただき指導していただけたことに改めて、この場をお借りしてお礼申し上げます。

本日もご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。

2017年1月4日水曜日

サバイディー・ピーマイ

 新年あけましておめでとうございます。
 本年もとうぞよろしくお願いいたします。

 西暦より仏暦のほうが強いラオスです。(表題のサバイディー・ピーマイはラオス語で新年おめでとうです)
 年末年始も日本や過去に訪れた各国よりもだいぶ大人し目でした。(昨年も経験していますが、移動手段がなくどこへも出掛けることがなかった)年末31日に、夕食後にビールをお誘い頂く方の自宅へ呼ばれて年越しをいたしました。カウントダウンもなく、気がつけば新年になっていたという感じです。僕が、新年おめでとう!と言わない限り誰も言うことはなかったと思います。何か、この1日/365日って感じが非常に好きです。

 1日はいつも食事するところは日曜日ということも重なりお休み。練習は2日から始動し、いつもの食事に行くお店も通常営業。中心部へは行っていませんが通常の道中の様子は飲食店は休みの所が多く、洋服、履物などの店は8割り程度は営業していました。道路も交通量は少なく朝の通勤時の渋滞もありませんでした。

 本日、4日からはほとんど通常に戻りつつあります。
 お世話になっているADDPのワークショップも7日から始まります。

 年末年始と天気がはっきりせず、お日様をあまり見ることが出来ませんでした。
 ようやく、2日の練習終了間際に見ることができました。

2017年1月2日 夕陽

 本年もよろしくお願いいたします。
 羽根。