2016年10月29日土曜日

まだまだ行きます

一時帰国も無事に終えて、ホーチミン〜プノンペン経由でラオスへ無事に着きました。
帰国して、30℃オーバーですが寒さが全く苦手な僕は、暑いながらも体調を崩さずに生活しております。

今回は荷物が多かったので、長男に空港まで車で送ってもらったのですが、道中の会話で感心したことがありまして…。
長男は余り腹をたてることがないと…。
ちょっとビックリしましたね。全く正反対です…。
当然、褒めましたよ。
僕には持っていないもので、最も僕が必要とする物を持っているとは…。

でも、よくよく考えると、その辺が闘争心と結びつく部分なのかもなーなんて思ったりして…。感情の起伏が少なく、見ていると少し物足りない気がするのは、瞬間湯沸かし器の僕の穿った見方でしょうか?

空港でチェックイン時にもありまして…
事前にウェブチェックインを終えていまして、係の人に伝えると○○番のカウンターで受け付けますと…。団体らしき方々が数名いたのですがその番号の前に並んで待っていました。すると先ほどの係の人が来て、そこではありません!その手前です!ちゃんと書いてあるでしょう!と怒られてしまいました。
確かに書いてあるのは確認したのですが、○○番のカウンターということでその前に並んだのですがね…。あなたは○○番で受け付けると言ったからここで待ってたんだ!と言うも、書いてあるでしょう!の一点張り。。。久々に腹がたちましたね。

その光景を長男が見てほくそ笑んでいました。
いくつなってもイケイケが収まる気配が見当たりません。
そんな長男くんはこんな感じです↓













今回の帰国もシューズ、スパイクを多数寄付していただけました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
ありがとうございました!
責任持って、ラオス視覚障害者に全て渡しました。
足に合った物を履くというパターンですが、選手たちは選べる喜びをかみしめなが、楽しそうに選択していました。























そのシューズやスパイクを履いての練習。
最終日の金曜日(28日)は定例のタイムトライアル。
W-upから選手は自身の体調を考え、スパイクを履かない者、少し不安がある動きは回避する者、痛みのあるが大丈夫か?と確認する者と自己主張が出来るようになって来ました。
練習自体は問題なく終了し、帰りの車中での会話で選手から、来週から練習をキツくしてくれと…。ん?本当に?と確認するも、本当に!と言うことです。
毎日吐くよ!と伝えても、大丈夫!とのことです。現在も、200m×3本など吐く事もあるので辛さは分かっているはずですが…。

とは言え、単に量を増やせばいいという問題でもなく、ここからのさじ加減が腕の見せ所ですね。何とか選手の期待に答えてあげたいです。

昨年の11月にラオスへ来てはや、1年が経とうとしています。
本当にゼロからのスタートで言葉も地理も全く分からなかったですが、ここまで来ることが出来ました。
本当に選手はじめ、カウンターパートナーには感謝しかありません。
日本の方々には、ラオス選手へ暖かい支援を頂けて本当に感謝しています。

まだまだ、やることは沢山あります。
今後も叱咤激励よろしくお願いいたします。

本日も最後までご覧いただきありがとうございます。
多謝、羽根。

2016年10月22日土曜日

一時帰国

現在日本へ一時帰国中です。
メインでもある、運転免許証(国内外両方)、定期検査、薬の処方も無事に終了できました。

Facebookでは触れていますが、運転免許証免許証ですが国内については心配された視力はメガネ不使用で全く問題なく、深視力テストも問題なくクリア出来ました。(大型、けん引免許取得済)

国際免許証ですが、こちらが一苦労ありました。
パスポートを持参していれば何の問題もなかったのですが、忘れたと言うか、頭に入っていませんでした。色々と質問し、Eチケットで大丈夫とのことで一安心したのですが、プリントアウトして紙で提出しないといけないとのことで、さあ大変。
聞くと、近くのローソンでプリントアウト出来るということで勇んで行くも、ローソン内のマルチコピー機のアプリをダウンロードすることから始めないとダメなようでした。

面倒なので、スマホの画面をそのままコピーしようと試みるも見事に撃沈。
振り出しに戻り、アプリをダウンロードして進んで行くもどうしても写真のプリントアウトで、PDFをプリントアウトするのが上手く出来ません。

その間にも刻々と午前中の締め切り時間は容赦無く迫ってきています。(11:00までで、午後からは14:00からの受付)
マルチコーピー機とスマホの設定を見直すこと数回。
時間5分前にデーター送信でき、コピー機も受信させることに成功。
……プリントアウトまでの時間が長く感じられた事……
無事にプリントアウトしたもの持ってダッシュ!
受付へ3分前に滑り込んで時間オーバーですが、印紙や写真を揃えて無事終了。

こんな所でも、諦めなければ物事好転する!って事を実感できました。

帰り道、気分を良くして膠原病の多発性筋炎で入院していた病院へ挨拶へ。
エレベーターを降りて右側が直ぐにナースステーションなんですが、右を向くと直ぐに看護婦さんが一年ぶりと言うのに直ぐに気づいてくれました。

この膠原病の多発性筋炎と言う病気でも元気で途上国で生活、活躍しているので同病気の方へ励まして欲しい事、僕自身の健康状態も安定している事、選手として復活した事などを、十数分話して帰ってきました。
お互い、いい笑顔ではなかったかなぁーと思います。

翌日は、検診でした。
結論からいうと、ラオスへ渡ってからCPK(CK)値は一番高かったです。
前回191だったのですが、今回は238です。
前回、プレドニン(ステロイド剤)の減量は見送って、今回数値が許容範囲内であれば減量しようということで今回減量へ。
上限だろうが、下限だろうが、中くらいだろうが、特に関係ないようです。

前回やめた薬の数値が良くなく再処方されました。
まあ、大した問題ではないでしょう。
全ては上手く行かないし、右肩上がりもあり得ません。
完治は出来ない病気なので、上手く薬と付き合う以外ありません。
よく、一生に渡り薬を飲むのかーと言う言葉を耳にしますが、飲めばいいだけの話です。
簡単です。

薬ですが…医療手続きを忘れていて病院代金、薬代金が3割負担となってしまいました。
薬代金は3ヶ月分とはいえ…72,000円オーバーでした。
10割負担だと幾ら?と聞くと…220,000オーバーだと…
びっくりですよね。
翌日、市役所へ行き手続きを終えて3ヶ月後に返金されることを確認しました。
薬で生きていられることを考えると安いのかもしれませんが、皆さんの税金も投入されている訳です。

飲み忘れなどなく、悪化させることなくこの状態を保持し続けるのは最低条件ですね。
せめて、同病気の方々への励みになるように、発信し続けて生きたいと思います。

本日(22日、土曜日)ですが、お世話になっている高校へ挨拶へ行くも、全日本ジュニアと関東新人戦のため先生が不在で、これまたお世話になっていた中学校の陸上部の先生を訪ねてきました。
TBS のニュース23での放映分をお見せし色々と話して、少し生徒に現在の活動などを話してくれないか?と言う事で5分程度話しましたが、見事に難しく先生に助け舟を出してもらいました。
対象が中学生、話の課題がなく短時間の難しさを再認識しました。

この先生曰く僕が日本を発つ前に、上手く行かないんだろーな…と感じていたそうで、色々と話してある程度成果が上がっているのを確認できると、先の言葉を教えてくださいました。
また今後、中学生なので足に合わなくなったシューズなどがあれば協力したいとの言葉も頂け、国際貢献に繋がることもお伝えしました。
また、中学生ではあるが日本以外の海外や、途上国へ目を向ける意義も合わせて伝えてきました。

集合写真では、撮影者になってしまった先生ですが、色々といい話を聞けたので次回も是非!とのことでした。

いい機会を頂けて感謝です。25日の朝便でラオスへ帰る予定です。

最後にみんなで集合写真を撮ったのですが、生徒さんの笑顔が良いこと!!


本日も長文ご覧頂きまして、ありがとうございます。
多謝、羽根。

2016年10月15日土曜日

ああ、散髪

当然ですが、雨期明けの発表はありません。
数日前は未明に雨も降っていたのですが、ここ最近は雨らしい雨は降っていません。
朝の涼しさはだいぶ増してきました。
日中はまだまだ暑く、30度をオーバーしています。
寒暖差が激しいので、我が視覚障害選手も体調を崩している選手も数名います。

昨日は恒例の金曜日タイムトライアルの日。
予定では、中距離組は400mを走らせたかったのですが、グランドでは教育スポーツ省主管のレクリエーションを行っていたので、100m、200mに変更。
前日は全体的に元気、覇気もなく心配していたのですが、無事に終了。
陽気のせいもあるのでしょうが、記録も今ひとつでした。
とは言え、良くない状況下でもこの程度で走ることが出来たので一つの目安になります。

先日、健常者のリオオリンピックへラオス代表陸上選手(110mハードル、PB14"00(SB))として参加した選手との会話で、来月(11月)Loa openという陸上競技の大会があると言う情報を聞き視覚選手の参加の可否を確認すると、大丈夫だろうとの事で選手はじめ、喜んでいました。

昨日、タイミングよくカウンターパートナーで、教育スポーツ省の役人でもあるTOUNさんが練習を見にきてくれました。
そこで、先日聞いたLao Openについて聞くと11月ではなく12月との事で場所もラオス国立大学(ドンドーク大学)のグランドとの事です。
改めて、視覚選手の参加の可否を確認するとOKの答えを頂けました。
役人なのでこの返事は大きいです。ありがたい、ありがたい。
選手も、僕も一安心です。

実現出来れば、ラオスインクルーシブ陸上の大きな一歩です。

今回の一時帰国ですが、最大の目的は運転免許証の更新です。
当然、病院での検査、投薬もあります。
日本国内、国際免許証と両方です。
すっかり忘れていて、帰国を一週間早くしました。
帰国日は土曜日への変更を希望したのですが、ちょっと手数料が高いので日曜日になってしまいました…。
今回はタイミングが悪く、免許証更新前に床屋さんへ行けません。
残念ながら、この髪型で免許証の写真を撮らなければ…。
国際免許はいいとしても…国内免許は5年ですものね……
まあ、元が元だけに自分が思っているほどの者でもないでしょうしね…

これを書いていて、前回の更新をなんとなく思い出しました。
オートマ限定をつけられて、悔しくて悔しくて泣いた記憶が蘇りました。
今回は、だいぶ視力が弱ってきているのでメガネ持参をしないと危険ですね。

まあ、加齢と主に色々とほころびが目立ちますね。
まあ、僕の場合は華麗と行きますがね…

そんなこんなで、日曜日(16日)の夜便で成田には月曜日の朝着です。
お会いできる方、よろしくお願いいたします。
気温が中途半端な時期なんだろうなー。

本日も最後までご覧いただき、ありがというございました。
多謝、羽根。

2016年10月8日土曜日

プロ意識

未だに雨期が明けないラオス、ヴィエンチャン地方です。
タイの大雨の影響もあるのでしょうか、メコン川の水位も一時期ほどではありませんが高めです。
来週は日本への一時帰国が控えています。

先日、僕がお世話になっているADDP Laosのクッキー工房にラオス、プレミアムリーグのラオトヨタFCの小川さんが来てくださったことは前回触れました。

その後、天王山の試合があるということで試合を観戦しに行ってきました。
2−0以上の勝ちで首位が入れ替わる大事な一戦です。
ラオトヨタFC(2位) VS ランサン ユナイテッド(1位)
会場は、ランサンのホームグランドでした。
場所が全然分からず、色々な人に聞いてようやく地図上で発見出来て無事に到着出来ました。(お訪ねした方々、本当にありがとうございました)
また一つ、地理を覚える事ができました。

正面玄関はこんな感じで、2Fで食事も出来るようです。


隣にはゴルフの打ちっぱなし。300ヤードの看板


フットサルのグランドも併設(人工芝)


観客席(無料)に入りました。18:30開始なので、ナイターです。人工芝のせいもありとても奇麗です。普段、同じグランドで練習している方々を観客席から見るとやはりプロなんだなーとしみじみ…。本当にかっこ良かった。

残念ながら、試合は3−1でラオトヨタFCの敗戦。
小川さんも残念ながら出番無し。
Facebookを通じて知り合いになれた「本間さん」「斉藤さん」「山田さん」も最後まで諦める事無く必死にボールを追いかける姿に改めてプロ意識を見る事が出来ました。



本間和生さん…なにげに凄い人です。➡️(Wikipediaへ飛びます
その後も、本間さんが気になりちょくちょく色々な所を覗いているんですが、コメント等に対する答えが素晴らしいですね。(FB)
この辺からも、プロ意識の高さを垣間みれますし、人間性も伺う事ができます。

僕の方の陸上競技ですが、こちらは順調です。
最近は、よく走っています。
ドリルの精度も上がってきて、無意識下でもだいぶ出来るようになってきました。
選手の個性も分かり始め、専門性を少し出して行こうと考えています。

昨日の金曜日恒例のタイムトライアル。
100m、200mを行なったのですが、自己新記録連発ですね。
0.5〜0.8秒程度の大幅更新です。
現場では覚えていないので、翌日データーに残す作業で分かるのですが、この一時も嬉しいですね。
また、記録の移行を見ながら今後の予定を組んだりと、良い時間を頂いています。

選手の頑張りに感化されたのかも知れませんが、僕も必死に走ってます。
一緒に走るぞ!と言うと”おぉー”と驚かれます。
そして、後半ぶっ潰れるが、前半からガンガン飛ばします。
これも、練習で全力を尽くすように体験させる意味を持っています。
そのおかげで、選手も酸欠、リバースする者も現れて目的は果たせつつある気がします。

選手は向上心、旺盛です。
もっともっと潜在能力を引き出すべく、僕も頑張らないとですね…。

ここ最近、良くない事が多かっただけにサッカーの件と、自身の陸上の件で嬉しさも倍増です。

本日も最後までご覧頂きありがとうございました。
多謝、羽根。

2016年10月1日土曜日

まだ雨期が明けないラオス、ヴィエンチャン地方です。
雨は確かに少なくなってきていますが、蒸し暑さがありなかなか手強いです。
(日本の梅雨時期よりは全然マシです)

ここへ来て、選手をもう一つランクアップを図るべく通訳さんをお願いして、難しい作業に取りかかる事、練習で本気を出す事等を伝えてもらいました。
改良して行く過程で、一時的にタイム、記録は落ちるかもしれないがそこは気にせず、アセアンパラ@マレーシアには間に合うから心配するな、お前達なら絶対出来るから!と激励…さて、責任重大ですね。

朝晩は涼しさが出てきたおかげで、寒暖がありラオス視覚障害選手も体調を壊し気味です。
昨日も、金曜日恒例のタイムトライアルも選手が体調が今一つすぐれないので、次週にしたいという事で延期しました。
とは言うものの、練習自体は意欲的に行い、昨日もタイムトライアルは回避したものの雨天のなか積極的に走っていましたが、頃合いをみて終えさせました。

個人的には、少しバイオリズムが下がり気味だったのでしょうね。
まあ、異国で暮らしていれば大なり小なり色々なことが起きて当然ですが、少し堪えましたね。
そんな時ほど、想定外が良い方に出ると嬉しさも倍増しますね。
車の後輪の空気が抜けていたのですが、汗をかかず、肉体労働せずに、無事に修理完了出来ました。
空気圧不足を発見した時は、以前のパンクでタイヤ交換したが交換したタイヤもダメで本当にがっかりした事が思い浮かび憂鬱になりました。
自走出来そうでしたの、選手を送る事が出来て自分も無事に帰宅し翌朝も自走して工場へ…
ラッキーです!こんな些細なことでも自分が置かれている状況ではとてつもなく嬉しかったですよ!!



結構怖かったですが、自走出来ました。


修理工場へ行き調べてもらいましたが、空気漏れを発見出来ずそのまま装着。
定期的に空気圧を気にしないといけませんね。

それとは別に小さな幸せがまた…
なんと!ラオスでサンマが出てきました!
炭火で焼いてくれていて、非常に美味しかったです。
ヴェトナム産だそうです。タイ産もあるが美味しくないと…
僕は当然、日本人はみんなこの魚大好きだよーと伝えたら、喜んでいました。


食べかけなので、汚い写真でごめんなさい。
でも、本当に美味しく感激しました。

バイオリズムはまだまだ下がっている(いく)でしょうが、朝の来ない夜もないでしょうし、出口の無いトンネルもないでしょうし、止まない雨もないでしょう。
と分かっていても…。

本日も最後までご覧頂きありがとうございました。
多謝、羽根。