2015年2月9日月曜日

視野

寒さの厳しい日が続いております。
最強寒気が来ているようで、積雪の多い地域は心配です。

改めて、自然災害の少ない地域に住んでいられることに感謝です。

表題ですが…視野。
知り合いの方と久々にじっくり話す機会に恵まれました。

僕は褒められて伸びるタイプと過去数回書いています。

その中で、視野の広さ、行動力を感心されました。

自分でも感じてはいましたが、改めて言われると実感します。

この辺の感性は怪我をしてから磨きがかかりました。

視野の広さについては…
受傷後、片腕生活を余儀なくされました。
それを踏まえたうえで、仕事、競技を行う決心をし実行に移しました。

当然、制限があります。
制限をどのように克服するかが重要です。

出来る事、出来ない事は当然あり、そこを見極めることも重要です。
一人で全て出来ないとダメなんです。

手助けがあり仕事をする。
自宅や、手助けが常にある状態なら一人で完結できなくても問題はないでしょうが、僕は外に出ることを選択しました。

なので、手助けで外に出るとその状態が変わった時が困る訳です。
例えば、着替えが必要な時など…

初めのうちは時間がかかりイライラも当然ありますが、繰り返すことで徐々に上達していきます。

それ以外で、靴ひもを結ぶということは不可能です。

なので、マジックテープタイプの靴を選ぶということになり実践していましたが、種類が少なかったり、生産中止とになったりしました。

必要に迫られてですが、靴ひもタイプが欲しくなり考えました。
すると縛らずに締めることが出来る道具を発見できました。

また、競技の面ですが…
当然片腕で、健常者に挑む訳ですので、同じことは出来ません。
出来ない事をどう補うか?

左腕が使えないので、それをどうカバーするのか?

年齢もあります。
障害者同士ならみんな似たり寄ったりの環境です。
だた、圧倒的な年齢のハンデがありました。

ここをどう埋めるか?

その辺を考えてると一面だけを考えていたのでは行き詰るんです。
多方面で、通常では思いつかない事が浮かんできます。
浮かんだら実行です。

だれも経験のないことなので、答えは当然ありません。
自分が切り開いて行く訳で、答えは自分のものですし、他人には当てはまりません。

そのようなことを実践していくことで、視野が広がってきたように思います。

行動力ですが、これも受傷後に向上した分野の一つです。
僕の怪我も、結構な重災害の一つで、よく命があったと思うような怪我でした。

そう、明日は保障されていないのです。
いくらお金を稼いでいても死んでしまえば使うことが出来ません。

良いことを考えていても死んでしまえば行動に移せません。

流行の言葉ではありませんが、今です。

当然、今、行って失敗当然あります。
でも、失敗しない事には前進がありません。

失敗せずに成功することもあることは否定はしません。
でも、人生の大半は失敗から得られることの方が大半ではないでしょうか?

そんなことを繰り返し行うことで現在の人間性、性格が形成されてきました。
きっと、健常者時代では経験できない分野かもしれません。

障害者になり失ったものは確実にあります。
ですが得たものの方が多いです。

失ったものは必然とも思います。
そう、障害者になりアジアへの活動も必然なんですね。

ちょっと長くなりましたが、そんなことを特に強く再認識した(出来た)今日この頃です。


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