2015年2月6日金曜日

ラオス 全スポ

雪予報も雨で終わり安堵している今日この頃です。
昨年の雪には難儀しました。

片手での除雪は結構きつい…

さて、本日はウドムサイですが…
ご存じない方が大半でしょうね
ラオス自体、あまりよく知られていないと思いますので…

ラオスの首都はヴィエンチャンです。
今回は、ベトナム航空でハノイ経由でヴィエンチャンに入りました。
ハノイから1時間程度、近いです。

ヴィエンチャンから国内線に乗り換えてウドムサイに、プロペラ機で1時間弱北へ向かいます。

だいぶ田舎です。
とは言え、ライフラインも完備されていて通常の生活は全く問題なし。
道路もだいぶ舗装されていました。

治安も問題なく、早朝の俳諧も不安なく行くことが出来ました。

ただ、朝晩の冷え込みが非常に強かった。
初日の朝は、一けた台の冷え込み。

日本で着ていたライトダウンが大活躍。
まさか東南アジアでダウンを着るとは思ってもみませんでした。

日中は30℃程度まで気温があがります。

盆地で標高700m程度なので、朝は霧が深いです。
10時頃から徐々にはれてきます。
夕焼けより、朝焼け派の僕には少し残念でした。

宿泊したゲストハウスは温水シャワーが今一つで、初日はだいぶ苦戦しましたが、朝食のパンが非常に美味しくて、シャワーの不具合は相殺に…。

今回のメインイベントの第2回ラオス全国障害者スポーツ大会。

14の県から、200人程のアスリートが集まりました。
車椅子バスケットボール、ペタンク、バドミントン、シッティングバレーボール、ゴールボール、卓球バレーボール、アキュラシーというフライングディスクのゲームなどデモンストレーション含めて、色々な競技種目がありました。

陸上競技はありませんでした。
良いグランド(サッカー場ですが)あるのにもったいないないなぁーと思ってました。

少し前に行われたラオスの健常者の国体は日本の国体に近かったようです。
なので、今後に十分期待できます。


この後は個人的な感想、意見ですので誤解のないようにお願いします。(うらも取っていません)

まず感じた事は、下肢障害者が多いのですが車いすユーザーが異常に少ないこと。
下肢障害者はポリオの方が多く見受けられました。

この辺はきっと国などの保証がないうえに、国内道路状況でバリアだらけでどんなにゆっくりでも歩けるなら、歩いた方が圧倒的に行動範囲が広いと思われます。

義足ユーザーは僕が見る限り2,3人程度。
(当然、生活用義足です)

上肢障害者は10人弱見受けられました。
切断者がほとんどで、義肢装着者は1人見受けられました。

視覚障害者の方は演目などを担当されていて、最前に立っている感じを受けました。

どの障害が最前かと言うことに関しては、日本の障害者スポーツ(陸上)でもあることで、車いす選手が好成績ならば車いす。
義足ユーザーが好成績なら義足。
視覚障害者が好成績なら視覚という方程式が成り立ちます。

上肢障害者はなかなか前面には出にくいです。
(パッと見で、健常者と区別がつきにくいため)

この辺は、様々な意見があるでしょうが、個人的な意見としてです。

話がそれましたので、話をラオスの全国障害者スポーツ大会に戻します。
大会自体は大変な盛り上がりをみせたと思います。

当然、日本の全国障害者スポーツ大会と比べれば雲泥の差があるのは否めません。
国内の移動手段、障害者の立場、スポーツ環境、当然日本と比べるには無理があります。

だから、悪いと言っているわけではなく、今後に向け課題をクリアしていくのを期待します。
大会運営などに関しては、僕の範囲を超えていますので専門家に任せます。

個人的には、ラオスを陸上大国までは難しいでしょうが、国際試合で決勝に残る選手や2020東京パラリンピックへ選手を送り込むことを目標としています。

その辺を逆算していくと、可能性が大きいのは視覚障害者と上肢障害者です。
車いす、義足に関しては、他の要素もだいぶ絡んできますので…。

とは言うものの、選手の発掘から必要です。
今回の大会参加で、選手のスカウトを2名ですが行いました。

上肢障害者です。
残念ながら、全ての面においてスカウト行為は出来ませんでした。

その辺を踏まえて今後の方向性を確認します。
幸いなことに首都のヴィエンチャンにはオールウエザートラックがあるようなので、そこでセミナー的な催しを行い選手の発掘に繋げられればと考えています。

また、ラオス在住者、関係者へ国民的にどんなスポーツが向いているかのヒアリングも必要でしょう。

まだまだ、最初の一歩を踏み出したにすぎません。
ですが、現にこの目で見て、感じられたことは非常に大きいです。

当然、物事順調に進むことはないでしょう。
でも、2020東京パラリンピックにラオスの国旗がたなびく姿を見たいと仰った、「ADDP」顧問の言葉が非常に心に響きました。

それ以外でも、まだまだ障害者の立場が弱い東南アジア地域。
世間との接点を持たず家でひっそりと過ごす障害者。
人間としての尊厳の回復。

僕がスポーツを通じて目標を持つことの重要さ、大切さ、を認識できたように、そのことを伝えて自立の一助となれればとも思っています。

ご縁で巡り合えた「ADDP」と「ラオス」。

人生をかけて挑戦するに値すると判断しました。


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