2013年4月24日水曜日

悲壮感

ぼつぼつと陸上競技シーズンも始まりました。
春特有の天候不順で、突風などに見舞われながらの方も多いでしょう。

いきなりシーズン当初から自己新記録(PB)などを叩き出す選手もいるかも知れません。
それはそれで素晴らしい事だと思います。

残念ながら思っていたほどの記録が出ずに悩んでいる人もいるかも知れません。

僕も例に漏れず、開幕戦は今一つでした。

僕の年齢になってくると毎回、毎試合にPBを狙うと言う事は厳しくなってきます。
当然と言えば当然でしょうが、その辺を冷静に考えられるようになってきました。

4月21日に熊本での世界選手権(フランス)最終選考会。
僕は不参加でした。
A標準記録は12m50cmです。
僕にとってはこの記録はシーズン中に一回出るか出ないかの記録です。
と言う事はこの時期では厳しい事は自分自身がよく解っています。

単なる試合感覚の為に参加するという事であれば参加する事には問題はないでしょうが、
僕はその為に行くのは止めました。

幸いな事にB標準記録は昨年の記録が有効なので突破しています。

今回熊本でのA標準突破は諦めた訳です。
と言うと、世界選手権に行くのを諦めたと思う方もいるでしょう。

でもそれは違います。
冷静に考えて可能性が極々低いのです。
年に一回跳べるかどうかの記録なら、シーズン当初ではとてつもなく確立は低いです。

この辺の冷静な判断をしなければいけません。

確かに、毎回記録更新出来れば万々歳でしょうが、そんな事はありえません。

毎回記録更新出来るなら、みんな世界記録保持者になっちゃうよ。
この言葉はよく、記録が伸びないで悩んでいる人に僕が言う言葉です。

シーズンが始まり、みなさんのコメントなど流れてきているのをみると、悲壮感が強いです。
確かにそこに賭けていることは理解できます。

でも、そこまでの準備不足を理解できていないような気がしてなりません。
国内で調整せざる得ない人はこの時期にPBなんて本当に偶然にしかすぎません。
そう、偶然なんて偶然なんです。

悪いのが当たり前。

確かに希望、夢は各人のものです。
出るからには一番を目指したいのも理解できます。

だからこそ、シーズン当初は答あわせの感覚でいいのです。
そう、冬季練習の結果はこれだと。

これから気温もあがるので課題に対してアプローチしやすくなるでしょう。

PBなんてシーズン一回出ればラッキーですよ。

毎回の試合で悪い結果に落ち込むのは悪くはないと思いますが、
すぐに忘れましょう。
そして次にも期待し過ぎずに。

なんだか、悲壮感たっぷりで観ていて可哀想になります。
悲劇の主人公を目指しているのなら何も言いませんが…。


さて、次回の記録会…
県記録更新できなかったらどうしよう…(^m^ )

0 件のコメント:

コメントを投稿