2013年2月20日水曜日

禅とハードル



表題の本の発行記念で、両作者の公開討論会、サイン会に東京、
新宿の紀伊国屋本店(紀伊国屋ホール)へ行ってきました。
南直哉さん、為末大さんです。
為末さんが恐山を訪れ、座禅を習い、様々な対談の様子を綴った本のようです。
当日、購入し両氏にサインを頂きましたが、未だ読んでいません。
(今、南さんの違う本を読んでいる最中)

南さんの存在は為末さんが読んだ本の中のリストから知ることが出来ました。
そして読んで行くうちに興味がだんだん大きくなり、一度は恐山に
行ってみたく、またお会いしたく思うようになってきました。

そこで、今回の討論会があることを知り、行かない理由が見当たらず今回の参加となりました。
前日にアスリート・ソサエティがあったのですが、そちらは欠席。
もちろん、行きたい気持ちはありましたが、
今年はなるべく年休を残そうと思っています。

IWASのオランダへ行く予定でいます。
タイミングが合えば、アンコールワットも旅行したいと考えています。

南さん…。
とてつもなく懐が深いと言うか、奥が深いと言うか…
全てを見切っているような感じです。
そう、すべて見透かされているような…。

本を数冊読んだのですが、やはり百聞は一見にしかず…です。
とても大きなものの被われている、包まれている感じがしました。

きっと様々な修行の成果なのでしょう。

今日の為末さんがtwittreでつぶやいていましたが、
難しい、重い問題を、軽快且つ、的確に淡々と話しています。

動物は、走る行為は食べる、逃げると言う本能だと。
走るという行為で争うと言うのは欲望のある人間だけだとも…。
人より良くありたい、認められたいとの欲望。

であるが、これだけ人間の歴史で走って争うと言う事が
行われている事実をみると、きっと本能に限りなく近く、無意識に近いような
欲望なのだろうと。

人は無いものを埋めようとしている。
何で埋めようかは人それぞれだが、僕はスポーツで埋めている。

だが、実際は何が無いのかが分からない。
埋めようとした事で達成されても、その瞬間からまた埋めようとする。

速かろうと、遅かろうと、大した問題ではないと。

う~ん。なるほど…唸りましたね。

色々と勉強になるお話しを聞けて本当に嬉しいと言うか感謝です。

本当に体が震え、とてつもない高揚感、緊張、興奮…。

一晩明けて、今日もまだ興奮冷めやらぬ。です。

人の話でこれだけ、興奮した覚えは記憶にありません。

今、読んでいる本が終了し、禅とハードルを読むのが待ち遠しくて仕方ありません。



1 件のコメント:

  1. 出版元サンガの五十嵐と申します。ご来場いただきありがとうございました。
    丁寧なレビューありがとうございます。
    多謝。

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